アルツハイマー病の実態:患者・家族の尊厳と社会保障制度

認知症は他の多くの疾患と異なって、本人がどんなに努力しても、人間としての尊厳が失われます。認知能力(記憶し、思考し、判断すること)が不可逆的に低下するからです。かつては「痴呆症」と言われていましたが、この表現の方が実態を反映しています。また、今の日本の法律では、家族は毎日24時間介護しなければならないことになっています。アルツハイマー病は、認知能力が失われる一方で運動能力はあまり低下しません。その結果、徘徊が起きてしまいます。患者が徘徊して鉄道事故を起こした場合、家族が賠償責任を負うという判決が出ています。これは、家族は1分も寝てはいけないことを意味しています。家族に人権はありますか?家族に尊厳はありますか?私たちは、アルツハイマー病の予防を通して、本人と家族の尊厳を守ります。

2013年の厚生労働省研究班(代表:朝田隆筑波大学教授)によると、日本の認知症患者は約462万人で、その6割がアルツハイマー病です。アルツハイマー病の年間医療費・介護費は10兆円に近づきつつあり、2050年には40~50兆円に達すると予想されます。今の日本政府の税収を超えるわけです。米国のAlzheimer Associationは同国の2050年の医療コストが120兆円を超えると予想しています。こちらをご覧ください「日本の、そして、世界の社会保障制度を守ります。国民を増税から守ります。」という私たちの使命の根拠はここにあります。全ての政治家と官僚(特に財務官僚)は注目して下さい。

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Auguste D

医学史上最初のアルツハイマー病患者 Augste D.