2017年に向けて

早いもので、会社は3年目に入りました。今年が正念場であると言えます。私たちが攻め落としたいと思っている本丸はアルツハイマー病のバイオマーカーです。現在、アミロイドPETで画像化する方法と髄液を採取して生化学的測定を行う方法がありますが、前者は時間とコストを要し、後者は侵襲性が高いことが欠点です。

私たちは、「健康診断で測ることのできるバイオマーカー」の探索を行っています。これまでに8,000以上の論文が発表されていますが、なかなか上手くいっていません。上手くいかないのには相応の理由があります。何故上手くいかないのかを考えることにヒントがあります。

このヒントを知るためには基礎的な生命科学の知識がとても重要です。弊社メンバーはそれぞれ特徴的なバックグラウンドを有することが強い武器となっています。全員の知恵を足し合わせれば、何百年という「延べ知識年数」となります。

バイオマーカーが見つかれば、研究開発が容易になるでなく、臨床試験の時間を短縮することができます。そして、来たるべき予防薬と組み合わせることによって、アルツハイマー病患者数を少なくすることができます。この最終目標に向かって、今年も力強く進みます。

西道隆臣